Stratovarius – “Survive” (2022)

良盤S

画像引用元:https://www.facebook.com/photo.php?fbid=635003904656928&set=pb.100044419719764.-2207520000.&type=3&locale=ja_JP

●作品情報:
形態:16th フルアルバム
レーベル:earMUSIC
ジャンル:パワーメタル
トラックリスト
1.”Survive”
2.”Demand”
3.”Broken”
4.”Firefly”
5.”We Are Not Alone”
6.”Frozen in Time”
7.”World on Fire”
8.”Glory Days”
9.”Breakaway”
10.”Before the Fall”
11.”Voice of Thunder”

●個人的お気に入り度:
神盤/名盤S/名盤/良盤S/良盤/並盤/並盤以下


ただただ質の高い硬派なパワーメタル。

言わずと知れた大御所パワーメタルバンドによる16枚目のアルバム。


うーん、良い。凄く良い。
やっぱり最近のStratovariusは絶好調な気がする。


こんな事を思うのは少数派かもしれませんが、
僕は彼らに関しては、一般的に評価が高い”Visions”は実はそれほど好きではないんです。
それよりも2011年の”Elysium”以降の方が、僕は断然好きです。
“Elysium”以降、サウンドが一層成熟したように感じるんですよね。

なので彼らの新譜となると俄然期待が高まってしまうのですが、
その期待通り、今作も素晴らしい出来栄えだと思います。


今作の特徴について触れていきましょう。
今作では、言わばより「硬派」なパワーメタルになっていると思います。
前作”Eternal”などよりもメロディは割と控え目で、
メロパワらしい煌びやかなキーボードもさほど表には出てきません。

ちょうどジャケットのような雰囲気だと言えば分かりやすいでしょうか。
ダークとまでは行かないけれど、かと言ってキラキラとして朗らかという訳でも無い。
ちょうど中間くらいと言ったら良いですかね?

そして硬派というのは、こうした雰囲気のみならず楽曲の質に対しても言えます。
印象的なリフや歌メロでとりあえずゴリ押しするといった浅薄な曲は一切無く、
どの曲でも地に足の付いた質の高さが伺えます。

またアルバムを通しての流れも非常によく整えられていて、
中弛みや尻すぼみしてしまうことが全く無い。

一曲一曲に強烈な個性があるって程ではないにしろ、
上手く金太郎飴状態を回避して退屈させないようになっていると思います。


要するに、
ただただ純粋にクオリティが高いパワーメタルってやつですね。
こういう硬派なパワーメタル、僕は大歓迎です!!!

あとベテランにしては演奏(特にドラム)がやたらタイトだなと思ったら、
演奏陣は若手を迎え入れているんですね。
ドラムのRolf Pilveなる人は35歳なんだとか。
ベテランながら時代に上手く合わせたモダンな音作りに仕上がってますが、
それは一つにはこうした若手メンバーのお陰なのかもしれません。
80年代から活動してるのに未だにこれだけフレッシュな音を出せるのは凄いよなあ。

まとめ。

前述のようにキャッチ―さは少々控え目なので、
最初に聴いた時はそこまでピンとは来なかったんですが、
2回、3回と聴く内にどんどん味が出てきて今ではかなり気に入っています。

まあ強いて言えば、
何曲か「これ!!」っていうキラーチューンが欲しかったところではありますが。
それがあれば本当に名盤級のアルバムだったと思います。

とは言え、
ここ最近のStratovariusが好きな人、
また僕のように硬派なパワーメタルが好きな人には自信を持って薦められる充実作です。
ラウドパークにも来るらしいので、ライブにも期待!

・お薦めの曲
#2.”Demand”
#6″We Are Not Alone”も分かりやすさがあって良いので、
どちらにしようか迷いましたがこっちにしてみます。
ギターソロとキーボードソロのハモリが・・・良いっ・・・!!

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