Nightmarer – “Deformity Adrift” (2023)

良盤S

画像引用元:https://nightmarer.bandcamp.com/album/deformity-adrift?from=search&search_item_id=124837058&search_item_type=a&search_match_part=%3F&search_page_id=3009126361&search_page_no=0&search_rank=2&logged_in_menubar=true

●作品情報:
形態:2nd フルアルバム
レーベル:Total Dissonance Worship
ジャンル:デスメタル
トラックリスト
1. “Brutalist Imperator”
2. “Baptismal Tomb”
3. “Throe of Illicit Withdrawal”
4. “Tooms”
5. “Suffering Beyond Death”
6. “Taufbefehl”
7. “Hammer of Desolation”
8. “Endstadium”
9. “Obliterated Shrine”

●個人的お気に入り度:
神盤/名盤S/名盤/良盤S/良盤/並盤/並盤以下


Ulcerate + デスコア??

お、おお!
かなり好きです、これ。


いわゆる「ディソナンス系」、不協和音を主体としたデスメタルです。
これに近い音を出しているバンドだと、Ulcerate辺りでしょうか。

最初はどこか不気味で意味深なジャケットに惹かれて聴いてみたものの、予想以上に良い。
Ulcerateを彷彿とさせる不穏な空気、変態的な演奏。
うーん、これが堪らない。変態音楽愛好家にとっては。

しかし変態とは言えそこまで難解ではなく、むしろこの手のジャンルでは非常に聴きやすい。
曲もコンパクトに纏まっていますしね。


そしてこのバンド独自の要素が、デスコア的なリフ。
実はデスコアは正直苦手なんですが、こういう使い方は大歓迎。
デスコアらしい無慈悲なリフが、楽曲の陰影を更に濃いものにしています。
下手なデスコアバンドよりリフの使い方上手いんじゃないの??


特に悪い点は見当たらないですが、今後への期待として言っておくならば、
もっと濃い世界観を表現するようになれば一層深みのある作品が出来上がると思います。
それこそ、UlcerateやImperial Triumphantのような。
今は世界観の表現よりは純粋にデスメタルとしての暴虐性に重きを置いているように思います。
まあ、別に今のままのスタイルでも全く問題ないでしょうけど。
でもこのバンドなら、更に深遠な音に昇華するだけの実力も持ってそうですね。


まとめ。

変態暗黒音楽が好きな人にはお薦めです。
気持ちいいです。堪んないです。

ちなみにリレコ版もあるようですが、僕はオリジナルのこっちの方が好きです。


・お薦めの曲
1. “Brutalist Imperator”
どの曲もこんな感じです。
変態音楽って、いいよね…

コメント

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