Night In Gales – “The Black Stream” (2023)

画像引用元：https://nightingalesmerch.bandcamp.com/album/the-black-stream?from=embed

単純明快なオールドスクール・メロデス。

ちょっと、かなりいいんじゃないのこれ！？


Night In Gales。
いまいち知名度が低い気がしてならないこのバンド。
正直僕自身、今まで名前だけ知っている程度でした。
でも今回の新譜、これはいい。
メロデス好きでこれをまだチェックしてないなんていう人は今すぐ聴くべし。

色んな意味で、同じく今年出たInsomniumの新譜と対照的なアルバムです。
Insomniumがモダンでプログレッシブなメロデスなら、
こちらはオールドスクールでシンプルなメロデス。
イエテボリ系の影響が香るリフが、メロデスマニアの心を揺さぶります。(#3なんてほぼIn Flames)
そしてKeyなども使わずにストレートに疾走していく。
突出した曲は無いけれども、万遍なく質の高い楽曲が揃っています。


北欧っぽいメロデスとは言え、強烈な印象を残すほどクサいメロディという訳ではありません。
「慟哭」と言うよりも、「哀愁が漂う」くらいです。
恐らくこの点が、彼らの知名度がいまいち低い理由なのだと思います。
人によっては物足りなさを感じるでしょう。
でも、僕はすき。クサ過ぎないメロデスがあってもいいじゃないですか。
てかクオリティ高いし。

まとめ。

若干薄味かもしれませんが、今年を代表するメロデス作品の1つでしょう。
もっと有名になっていいと思うけどなあ。
お薦めです！！



・お薦めの曲
6. “The Black Stream”
アルバム中一番激しい曲。
メロディの泣き具合も一番かも。