Cryptopsy – “As Gomorrah Burns” (2023)

良盤S

画像引用元:https://f4.bcbits.com/img/a1133349684_10.jpg

●作品情報:
形態:8th フルアルバム
レーベル:Nuclear Blast Records
ジャンル:テクニカルデスメタル / ブルータルデスメタル
トラックリスト
1.”Lascivious Undivine”
2.”In Abeyance”
3.”Godless Deceiver”
4.”Ill Ender”
5.”Flayed The Swine”
6.”The Righteous Lost”
7.”Obeisant”
8.”Praise The Filth”

●個人的お気に入り度:
神盤/名盤S/名盤/良盤S/良盤/並盤/並盤以下


11年経とうと変わらない。

実に11年ぶりのフルアルバム。
数年前に何か出してなかったっけ?と思ったらそっちはEPでした。なるほどね。


テクデス/ブルデス界の重鎮として名高い彼ら。
しかし11年ぶりとなると結構変わってるんじゃないか?と一抹の不安もありましたが、
先行シングルの#2″In Abeyance”を聴いて安心。
全然変わってねえ。最高だ。


ジャケットからも分かる通り、路線としては3rd”Whisper Supremacy”を踏襲しています。
ちなみにこのコウモリ君って名前あるんですかね?
ヒステリックなハイテンションで怒涛の演奏を目まぐるしく繰り出すこのサウンドは、まさにCryptopsy以外の何者でもない。

てかドラムがやっぱすげぇ。ブラストがたまんないっす。
ちなみにFlo Mounier大先生は今年で何と49歳だそうで。
ははーん、さては人間辞めてますねあなた。前から薄々思ってたけど。
ロボットに精神転送でもした?


そして相変わらず楽曲は複雑を極めていますが、かと言って難解な訳ではありません。
「複雑さ」と「分かりやすさ」とのバランスが今作は特に見事で、
そのバランス感覚はひょっとすると3rdよりも優れているかもしれません。

とは言え彼らを初めて聴く人に今作を薦められるかと言うと、正直微妙。
取っ付きやすさで言えば前作の方が上でしょう。
どちらかと言うと今作はマニア向けだと思います。
まあ、僕は大好きですが。30分余りと短い事も相まってかなりリピートしてます。

まとめ。

11年というブランクも何のその、
未だにテクデス/ブルデス界でトップに君臨している事を見事に証明してみせたと思います。
やっぱ流石ですわ。これだけハイスピードで展開もころころ変わるのに聴きやすいというのは、中々出来ることじゃないですよ。その辺のテクデスバンドとは格が違う。

12月のライブも楽しみ。Floが人間なのかを確かめにいかなくちゃね。



・お薦めの曲
6.”The Righteous Lost”
これぞCryptopsy!な1曲。ベースかっけぇ。
変態的な演奏、印象的なグルーヴ、メロディックなギターソロ。彼らの魅力が凝縮されています。

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