Anthrax – “Spreading the Disease” (1985)

画像引用元：https://www.facebook.com/anthrax/photos/pb.100044390830969.-2207520000./10157336644875469/?type=3

3rdと双璧を成す名盤。

Anthraxの代表作は、この2ndと3rd”Among the Living”。
と言うのが一般的な風潮ですが、これに関しては僕も完全に同意です。
作風は若干異なりますが、どちらも甲乙付け難い名作でしょう。


スラッシュメタルとは言え、今作は正統派メタル(NWOBHM)的な趣が色濃いサウンドです。
#3″Madhouse”なんかが典型的ですが、
この正統派らしく癖の無い音色は好きな人には堪らないのでは。


楽曲や演奏の質など、全体としての完成度は高いです。
今の基準から見ても充分高いですが、これで1985年のリリースなんだから尚の事驚き。
ヘヴィメタルの黎明期に既にこれ程完成されているとは… やはりAnthraxは侮れない。

最後に特筆すべきは、Joey Belladonnaのボーカル。
聴けば分かるけど、盛り上げ方が凄く上手い。
ｲｲﾔｧｧｧｧｧｧｧ!!!!と高らかに叫ばれたらこっちもアガるしかないんです。
上手いなあ。

まとめ。

速いの大好きな僕は3rdの方が好みなんですが、
こちらも充分に名盤だと思います。
クオリティは伯仲しているので、どちらが良いかは完全に個人の嗜好に左右されるでしょう。
ちなみに、僕は特に#1、#3、#7、#9がお気に入りです。

唯一ダメ出しするとすれば、ジャケットのお兄さんのズボンの股が破けてることくらい。
お兄さんセクシーですね。


・お薦めの曲
9.”Gung-Ho”
最後の最後に爆走スラッシュを持ってくるというこの素晴らしいセンス。
爆走して終わりかと思いきや、一筋縄ではいかないのが彼ららしい。