Megadeth – “Peace Sells… But Who’s Buying?” (1986)

良盤S

画像引用元:https://www.facebook.com/Megadeth/photos/pb.100044382581161.-2207520000./10156305180242330/?type=3

●作品情報:
形態:2nd フルアルバム
レーベル:Capitol Records
ジャンル:スラッシュメタル
トラックリスト
1.”Wake Up Dead”
2.”The Conjuring”
3.”Peace Sells”
4.”Devils Island”
5.”Good Mourning / Black Friday”
6.”Bad Omen”
7.”I Ain’t Superstitious”
8.”My Last Words”

●個人的お気に入り度:
神盤/名盤S/名盤/良盤S/良盤/並盤/並盤以下


名盤級。傑作であることは疑いようが無い、が。

予告通り、Metallicaの次はMegadethです。
最初は有名なこの2ndから。


4th”Rust in Peace”と並び称される今作。
今作も類稀な傑作であることに疑いの余地は無いでしょう。
テクニカルさとキャッチ―さを高いレベルで両立させたスラッシュメタルという、
彼らの代名詞と言えるサウンドを既に2作目にして確立させているのは見事です。

どの曲も相当なクオリティだし、
#3″Peace Sells”などのキラーチューンもある。
名盤の資質は十分にあるでしょう。
ケチを付けるとすればジャケットくらいなものです。この微妙にダサさを放つジャケはもう少しどうにかならなかったのか。


なので名盤と称しても全く差支えは無いのですが、
個人的な好みの問題でギリギリ名盤とはしませんでした。

理由は2つ。
まず1つは、キラーチューンと言える曲がもう何曲か欲しかったから。
その凄さに笑うしかないような、そういうインパクトのある曲が。
#3″Peace Sells”#5″Good Mourning / Black Friday”は名曲だと思いますが、
それ以外は名曲とまでは言えないかなと。もちろんかなり良いんですけどね。

そしてもう1つの理由は、サウンドに時代を感じてしまうから。
今から40年近く前の作品に「古臭さを感じる」と言うのも酷かもしれませんが、
まだこの頃の彼らは完全に洗練されていないというか、未だ垢抜けなさを感じてしまいます。
やはり彼らの音が完成されたのは4thの”Rust in Peace”の時。
あちらの方があらゆる面で今作を上回っていると思います。

まとめ。

名盤の資格は充分ある作品だと思います。
最早好みの問題なので、人によっては名盤でも全然おかしくないでしょう。
でもやっぱり、僕は4thの方が圧倒的に好きですね。



・お薦めの曲
3.”Peace Sells”
粒揃いの本作の中でもこの曲は頭一つ抜けていると思います。
後半の畳み掛けが最高に格好いい。
ちなみに2004年のリマスター盤の音が僕は一番好きです。

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