Exhumed – “To The Dead” (2022)

良盤S

画像引用元:https://f4.bcbits.com/img/a2256850600_10.jpg

●作品情報:
形態:9th フルアルバム
レーベル:Relapse Records
ジャンル:デスグラインド
トラックリスト
 1.”Putrescine and Cadaverine”
 2.”Drained of Color”
 3.”Carbonized”
 4.”Rank and Defiled”
 5.”Lurid, Shocking, and Vile”
 6.”Undertaking the Overkilled”
 7.”Necrotica”
 8.”No Headstone Unturned”
 9.”Defecated”
 10.”Disgusted”

●個人的お気に入り度:
神盤/名盤S/名盤/良盤S/良盤/並盤/並盤以下


メロディも削ぎ落したド直球デスグラインド。

Lorna Shoreに続き、こちらも去年のリリース。
しばらくは去年良かったアルバムを取り上げようと思います。

さて、こちら。
アメリカの有名デスグラインドバンドによる新作でございます。
他の方の年間ベストの記事だと今作はあまり挙げられてなかったんですが、
僕はかなりヘビロテしてました。


ではどんな作品か?
ひとまずこちらをお聴きください(今作の1曲目)。


早い話が、
こういう余計なものが一切ないゴリゴリの爆走デスグラインドがひたすら続くアルバムです。

どうです?最高でしょう?
これを聴いて快感を覚えてしまう人には、間違いなくお薦めです。
もうそんな人とは僕は固い握手を交わしたい。


本当に全曲上の曲のような感じなので、
曲ごとの違いとかは取り立てて書いてもあまり意味が無い気がします笑

その上で今作のサウンドの特徴を述べるなら、
まさにジャケットから想像される通りの
「メロディも廃した純度100%のデスグラインド」といったところでしょうか。

彼らは3rdから前々作までは後期Carcassの影響を感じる作風で、
爆走しながらもメロディックなソロが飛び出してくるといった感じでした。
そして前作ではそのスタイルから大幅に舵を切り、
グラインドコア要素の強い作風に仕上げてきました。

しかし、今作はそうしたスタイルとは異なります。
無論「デスグラインド」という根本は変わらないものの、
メロディックでキャッチ―なソロがある訳では無いし、
グラインドコア寄りって訳でも無い。

ギターソロはどっちかと言うとSlayerみたいに勢い重視な感じだし、
短くても2分半前後、4~5分の曲が大半です。


一番近い作風を挙げるなら、2ndの”Slaughtercult”でしょうか。
流石にあそこまでではないけれど、
このドロドロでグッチャグッチャな汚らしい感じが割と近いかも。
イントロとかも挟まずにド直球に爆走する感じも似てるかもしれません。
ただ2ndは2ビートでの爆走がメインでしたが、こっちはブラストが主体ですね。

まとめ

いやあたまんないっす。サクッと聴けるし聴いてて気持ちがいい。
個人的には彼らの作品の中でもかなり好きです。
デスメタル・デスグラインドが好きな人なら絶対気に入ると思います。

そしてExhumedはやっぱり外さないですね。
「デスグラインド」という根幹は変えないながらも、
アルバム毎に少しずつ作風を変えているのも巧いと思います。

それでは今回はここまで!来日もするらしいのでそれも楽しみ。


・お薦めの曲
#2.”Drained of Color”
正直どの曲でも良いんだけど、
せっかく大層なMVを作っておられるのでこちらを紹介。
こういうユーモアのセンス、嫌いじゃない。
あとこちらで全曲聴けます。


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